[旅立ち編 Level 9.] WordPress(ワードプレス)設定|最大アップロードサイズの変更方法

WordPress(ワードプレス)では、画像やファイルをアップロードできるサイズ(限界値)が予め決まっている。

初期設定ではサイズはサーバーによってまちまちであることが多く、そのままだと使い勝手が悪いこともあるだろう。

ここでは、簡単にアップロードサイズを変更する方法を攻略していく。

アップロードサイズの確認方法

先ずは、現状のアップロードサイズを知る方法から見ていこう。

ダッシュボード」のメニュー一覧から、「メディア」→「新規追加」と進む。

メディアのアップロード画面が表示されるので、一番下にある「最大アップロードサイズ」を確認しよう。

下記の参考画像では32Mとあるが、これがConoHa WINGのサーバーでの初期値となる。

サーバーによっては更に低い場合もあるので、必要に応じて変えていこう。

変える方法は2通りあるので、順番に攻略していく。

「php.ini」ファイルを編集

1つ目の方法はサーバーに「php.ini」という制御ファイルを作成して設置する方法だ。

「php.ini」ファイルはデフォルトでは作成されていない場合が多い。

もしファイルがない場合、作り方は簡単で、「.ini」の拡張子がついてある既存のファイルをダウンロードして、ファイル名をphpに変更するだけだ。

ファイルに記載された中身を一回削除して、下記のコードに差し換えよう。

[PHP]
memory_limit = 100M
post_max_size = 90M
upload_max_filesize = 80M
[/PHP]

一番下の「upload_max_filesize」がアップロードサイズの限界値となる。

赤字の箇所がそれぞれサイズを表している。

ここで気をつけたいポイントがある。
値を設定する時に、「memory_limit」に一番大きな値を設定し、「upload_max_filesize」が一番小さな値になるようにしよう。
ファイルの編集が終わったら保存して、FTP経由でサーバーにアップしよう。
アップする箇所はドメインフォルダの直下でOKだ。
ConoHa WINGの場合、なぜかphp.iniファイルを設置してもアップロードサイズに変化がなかった。
このようにphp.iniファイルでアップロードサイズが変わらない場合は、次の方法を試してみよう。

「.htaccess」ファイルを編集

FTP経由で「.htaccess」ファイルを開こう。

「.htaccess」ファイルの編集方法は、[旅立ち編 Level 7.]の「httpからhttpsへのリダイレクト設定をしよう」で攻略済みだ。

関連記事

SSLとはウェブサイトのデータを暗号化するセキュリティで、WordPress(ワードプレス)に限らず、全てのウェブサイトで設定が推奨されている。ここでは、SSL(https)の設定方法と、SSL化したサイト表示に必要な設定を攻略していく。 […]

「.htaccess」を開いたら、下記のコードを追記しよう。

php_value memory_limit 100M
php_value post_max_size 90M
php_value upload_max_filesize 80M
赤字の箇所は必要に応じて値を変更しよう。
追記する場所は「# BEGIN WordPress」の手前ならどこでも大丈夫だ。
書き換えが正常に行けば、下記の参考画像のように最大アップロードサイズが変更されるはずだ。

 最大アップロードサイズの確認はメディアのアップロード画面より可能
 方法①は「php.ini」ファイルを作成・編集
 方法②は「.htaccess」ファイルにコードを追記
 サイズの表記は「memory_limit」に一番大きな値に、「upload_max_filesize」が一番小さな値になるように設定
以上で最大アップロードサイズの変更設定が完了だ。
では、冒険者諸君、GOOD QUEST !!